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• 完敗…(うれし涙)
  [ 2008-09 -25 16:02 ]

末っ子の長男として世に産まれた私は、４０歳にして待望の男の子の父親となった父との、体力勝負のぶつかり合いの記憶がありません。
反抗期になると、体力に勝る年齢差のもとでは、父親に勝負は挑めず、物にあたるのがせきのやまでした。

やはり私が４０歳を過ぎ、格闘技のジムに通っているのは、強い父親に憧れているからでしょうか…？
ジムの中で、若くして父親となり中学生の息子とのガチンコ勝負の話を聞くと、とても羨ましく思います。
その時の為に鍛えている訳ではないのですが…、やはり自分の経験から強い父親に憧れているからなのでしょう。
ましてや、一昨年前にアマチュアの大会に出たのは、強い父親になる為に戦う姿を息子の記憶に宿したい想いで出場しました。
結果は年齢差１４歳下、身長差１０数センチ高の選手には及びませんでしたが…。
ダウンせず、最後まで立ち続けた私の姿を応援してくれた息子には、どう映ったのでしょうか…？

今回の台風の旅行先で、ビーチもガーデンプールも閉鎖の状況で、室内のプールにて息子より水泳の勝負を挑まれました。
七歳になる息子は、都会の環境のためか小児ぜん息をもち、風邪をひく、とぜん息を併発し小さな肩でヒーヒーと苦しんでました。三歳になりお客様の勧めでスイミングを習わし始めました。
スイミングのお陰と身体の成長の中で、ぜん息を克服することが出来ました。

嵐の中、ホテルの２０メートルのプールにて…、独学でしか泳ぐことの出来ない私と、水泳暦４年の７歳の息子との勝負が勃発しました。
スピードでは勝る私ではありましたが、小さい身体ながら優雅に泳ぐ息子は、まるで魚の様に力尽きる私をよそ目に…、４００メートルをクロールで泳ぎきりました…(驚き)
まだ１２０数センチしかもたない身体で、背の付かないプールにおいて、監視するライフガードも救助用のブイは、息子には必要ないと手から放す有り様でした。





勝負にやぶれた私に勝ち誇るのではなく、未知の距離を泳ぎきった達成感を実感していた様で…。
ひとり息子の成長を、七歳にして息子に敗れた私の屈辱よりも、誇りに感じることが出来ました。

疲れを知らない子供と違い、私は翌日に全身筋肉痛に襲われました…(涙)

こんどは水泳も始めなければ…(笑)