ダイレクトメール。
クリスマスカード。
年賀状。
書中見舞い。
日頃の生活の中で、自分宛てに届く1通の郵便物…。
とても嬉しいものである。
最近の傾向では、事務的なダイレクトメールが多くなり…、葉書や封書のものからメール配信に移りがちである。
パソコンや携帯電話などの普及から、そちらの方が圧倒的に多くなってきた。
またダイレクトメールなどの情報でしたら、こちらの方が有難いとの意見もある。
携帯電話でしたら、すぐに目を通す事ができ情報をタイムリーに得ることが出来る。
便利な世の中である。
この度、Beeから暑中見舞いを兼ねた10周年のご挨拶をお出ししました。
すべてのお客様に送らせて頂くことは出来ないのですが…、
葉書で送らせて頂きました。
なかには、あて先不在で戻ってきてしまうものが何通かありました。
私の手違いや、転居などで…。
その中に、1通の書中見舞いを頂きました。
かれこれ何年でしょうか…?
ご結婚なさり、この地に住まわれ…、お世話になっているフレンチのお店との共通のお客様でした。
時がたち…、お子さんが産まれてからは横浜に引っ越されました。
環境の変化という、自然の流れであり…、また生活という日常の中では仕方がなく、
地に根ざし店を営んでいると宿命ともいえます。
転居先のお知らせがあり、そちらに送らせて頂いておりました。
奥さまのお名前で返信頂きました。
その中に、七ヶ月前に御主人様が他界なされた事が記されてました。
八ヶ月間の闘病生活の後、残念ながら亡くなられたそうです。
お二人が結婚なさったのが、うちの店の開店の年だったそうです。
その頃の思い出を書き記して頂き、胸が熱くなりました…!
この場をおかりして、旦那様のご冥福をお祈りさせて頂きます。
一通の葉書。
お届け先にも様々な背景があるものです。