「柔術」という言葉に対して現代では「柔道」という流れが広く認知され、総合格闘技の世界で「ブラジリアン柔術」や「グレーシー柔術」の認知が広く知られているように思います。
打撃無しの寝技であるルールであり、アブダビコンバットと同じ枠になる様でもありますが、畳の上で道着着用ルールであります。
今日の定休日は足立区の善立寺境内で開催され、須藤元気さんのプロデュースであります「一騎討」を観戦に伺って参りました。
柔道有段者でもある住職に「歴史的な瞬間に立ちあって欲しい」とお声掛け頂きましてお寺に伺わせて頂きました。
柔術界の猛者達が集まる会場は何とお寺の境内であります。
試合開始前にはお経が上げられ、野外の境内に畳が敷かれています。
打撃の無い柔術は、力量差が無いと判定になりがちでありますが、攻防戦の中で一瞬でも気を抜くと関節技が決まります。
息を飲む試合をファインダー越しに見守りました。
一進一退の攻防戦は地味そうに見えますが深い戦いであります。柔術のスペシャリストの試合であり、野外での夕方の薄暗さの中に津軽三味線の音色が響き渡ります。
昨日は久しぶりの格闘技撮影で、選手達の鼓動が伝わる距離でシャッターを切らせて頂きました。