強風が吹き荒び、風かと思いますとグラッと揺れる余震が未だに襲い掛かります。
テレビの報道からは原発問題の深刻さが報じられ、戦後65年の中で危機的日本の状況が叫ばれます。
あの金曜日の瞬間より、やっとの思いで帰宅なさった方々の人の流れ、車の流れから一変して昨日の夜は
「自粛」という闇が都心を包みました。
水戸街道の道路を照らす街灯が節電の為に消され、粛々という空気に包まれます。
Beeも月曜日の営業より節電営業と称して、バックバーの照明を消し営業をして参りました。
この時勢ゆえお客様にご理解をお願いさせて頂いて参りました。
当然のこと静かな営業です。
お残りになったお客様とカウンターに並び色々とご意見を頂戴しながら静かに時を過ごしました。
そんな私に
ふと思い浮かんだ印象は、「不安」という印象でした。
勿論のこと、計画停電のエリアの方々の不便さや被災なさった方々のお気持ちを察すると当然の事なのかも知れませんですが…、
「こうした時期であるからこそ。」
本日よりバックバーを灯し、通常のBeeの雰囲気に戻そうと決心しました。
柏崎の後輩が震災の後、復興を誓い営業を再開した際に見舞いに訪れた際に感じたことを…!
「BARは街の灯台でありたい」
カウンターに集った方々は皆さん被災なさった方々です。
その方々の表情は皆さん活き活きしていて、
「この店に立ち寄るために頑張っている」とお話頂きました。
ここには
「いつものBeeがある。」
今、私達バーテンダーは何を求めて頂けるのでしょうか…?
*バックバーの照明はLEDであり、カウンタートップの照明を上げるより電気を使用しない事を気が付きませんでした。