11月に入り酉の市の声を聞くと、あと2月かと実感いたします。
以前から
『浅草の大人の嗜み』として実現したかったのが
、『大多福』さんでおでんを頂き、その脚で鷲神社にお参りに伺うことでした。
昨夜は定休日が日曜日とかぶってしまい伺えないと思っておりました『大多福』さんが、営業スタイルが『冬の陣』に11月から変更になった為に実現出来ました。
おでんの湯気に暖を感じ、樽酒のお燗で程良く酔い心地で出向くのが憧れでした。
息子は必ず『大多福』さんに伺うと、
「お刺身が食べたい…!」とせがみます。
毎度の事と料理長さんが豪勢に盛付けて下さいました。
下に乗せると溶けてしまうトロや、歯応えのある寒鰤に息子は有頂天です。
下町でおでんと云えば『大多福』さんです。
ホックリとした味の浸みた大根は、さすが老舗の仕事であります。
その素材の旨味が溶け込んだ
『命の出汁』を茶飯に掛けて頂くのが、これまた醍醐味であります。
サラサラっと茶漬けのように頂戴しますと、心一杯に幸福感が広がります。
店内は酉の市に出掛けたお客様や向かう方で大盛況です。
さすが老舗の暖簾です。
帰りに頂戴しました暦には、定休日の変更が記されていました。
「来年3月より月曜日に変更致します。」
東京スカイツリーを見物にお越しになった方々が、言問橋を渡り一直線に向かうは『老舗のおでん大多福』さんも大勢いらっしゃるようです。
下町が益々注目度が上がって参ります。
誰もが憧れる「老舗での嗜み」は、より多くの方々に愛される事になりそうです。