地元である寺島一円は祭礼も終わり、すっかり静まり返りました。
敬神講の集金を済ませ、神社に収めに伺うと今月末の『夏越の祓』の『茅の輪』が準備されていました。
大祓とは、知らず知らずのうちに犯したであろう罪や過ち、心身の穢を祓い清めるための神事を「大祓」といいます。 毎年六月と十二月の二回、その月の末日に行います。六月の大祓を「夏越しの大祓」、十二月の大祓を「年越しの大祓」ともいいます。
平安時代初期の国家の法制書『延喜式』にも、六月と十二月の大祓が記されており、古くから行われていたことがわかります。
大祓には「形代」(撫物ともいい、紙を人の形に切り抜いたもの)に、名前と年齢を書き、さらにその形代で身体を撫でて息を吹きかけます。そうすることに より、自分の罪穢を移し、それを海や川などに流しわが身の代わりに清めてもらいます。また、合わせて、疫病や罪穢を祓う「茅の輪くぐり」を行います。
賑やかだった先週とは違って寂しいくらいに静まり返った境内でお参りを済ませ、
今週は隣町の神社がお祭りであることを思い出し、氏神様では祭礼中は子供の頃のような楽しみ方を息子と出来ない為に、息子を誘い隅田川神社(水神様)に出掛けました。
やはり大人になった今でも心高鳴るものです。
参道の長い水神様は露店も沢山並んでおり、懐かしさが溢れる光景でした。
まずは息子の手を引き神社にお参りして、作法を言い聞かせ参拝します。
子供の頃に「小遣い」と相談しながら、何をやろうか…?何を食べようか悩んだものです。
「射的をやりたい…!」と息子が言い出し、懐かしいコルクを詰める鉄砲で狙いを定めました。やはり威力不足の鉄砲では希望する獲物は落とせず、参加賞どまりでした。
行列の出来た「お好み焼き」の露店に並び出来立てを買いまして、息子の希望するクジ引きに手を惹かれました。何度か目で「1」が出ました。
思わず息子と目を合わせ『やったぁ~!』と言い掛けた途端、『はい』と渡されたものは「ブーブークッション」でした。
上段に飾られた『任天堂Wii』でない事に二人で大笑いになり、たこ焼き・焼そばを買い帰りました。
しかし悪戯好きの息子には、この「1」の景品が一番楽しんでくれました。
『ブゥ~』