1月最初の定休日は、昨年末にご挨拶に伺えなかった銀座のオーパさんにお邪魔致しました。
オーパさんの大槻さんには、私がBeeを立ち上げる際にとてもお世話になりました。
大槻さんと云えば、この業界で知らない人はいない程、メジャーな方で日本を代表とするバーテンダーの一人に数えられます。
大槻さんが独立なさった1997年に、たまたま大槻さんのオーパとは知らずに、調理師会の集まりの後に、独りふらっとお邪魔したのが最初で、私の独立の際にも大いにアドバイスを下さいました。
私と年齢も2~3つしか変わらないのですが…、40代のバーテンダーの中ではドン的な存在であります。
去年の結婚式で同席した後に、年末もご挨拶に伺えずにおりましたので、今年最初の定休日は必ずしも伺うつもりでいました。
そこで、ひごろBeeで提供させて頂いている『青葉台のシュタット・シンケン』さんのソーセージをお年賀にと思い、夕方より青葉台に向かいました。
いやぁ~、甘くみてました…。
曳舟から青葉台までは、半蔵門線で一本で行けると過信した私は、渋谷から急行に乗り換える事など頭になく、各駅停車で青葉台まで行ってしまいました。
所要時間 一時間半の旅になってしまいました。
滞在時間は、15分位で『シュタット・シンケン』中山親子に見送られ…、一路銀座にトンボ帰りでした。
さすが、銀座の巨匠のお店です。
8時半をまわる時点で、すでに店内は8割がた埋まっていました。
9時を過ぎると満席に達し、はや三組のお客様をお断りする盛況ぶりでした。
しきりなしにカクテルを作る大槻さんは、やはり業界屈指のカクテルの作り手なのでしょう。
大槻さんの作るカクテルに、お客様は期待と憧れを抱き…、お客様ご自身のカクテル以外でも、そのメイキングに興味深々と覗き込んでました。
やはり銀座オーパは、こうではなくては…!
この不況と云われる時期に、これだけお客様に求められるBARは他にあるでしょうか?
ここ銀座一丁目に、オーパを開き11年半…。
夕暮れと共に響き渡る、大槻さんのシェーカーは元気そのものを頂ける音色です。
昨日の休日は、私が独立を考えていた際の初心を呼び起こすと共に、再び元気をいただきました。