早いもので、去年の夏の暑さを忘れたと思えば、再び夏の訪れを感じます。
まだまだ暑さは本番ではないでしょうが、去年の夏はこの時期から亡き父親は熱中症に悩まされ、入退院を繰り返していました。
そして今年の夏は亡き父親の新盆であります。
あっという間に時は過ぎて、去年の今頃の介護生活は遠い昔のような気までします。
父親の他界を機会として、我が家はお寺さんを移しました。
もともと祖父の代に上京し、我が先祖様は親戚の勧めでお寺さんを柏に決めましたそうです。
墓地はお寺さんに永代供養をお願いせず、八柱霊園にお墓を置きました。
ここ数年間は父親の介護生活と、クリスチャンである母親の信仰の相違からお寺さんとの距離感も広がり、何れはお寺さんを変えたいと思ってもいました。
ご縁からBeeのお客様である地元で最も歴史ある法泉寺住職が、快く葬儀から引き受けて頂きまして、その流れでお寺さんを移させて頂きました。
「生き銭を使いなさい…!」
その言葉こそが父親から教えられた、商売人魂だったかと思います。
お寺さんで法要を済ませ、塔婆を頂戴し八柱霊園へお墓参りに出掛けました。
商売人魂の後継者である息子も、御先祖様の眠るお墓の掃除を率先して行います。
雑草を摘み、墓石を磨きます。
こうした商売人魂は伝承されて行く事でしょう。