「趣味っ何ですか?」
私が子供の頃の大人達は我武者羅に働き「趣味は仕事!」などと話すのがステータスであったように感じてました。
我が身、我が家を顧みず夢中に働く姿は満身創痍で凛々しく、しかしながら一線を退きポカンと何をすべきか戸惑う姿をも目にして来ました。
「マスターの趣味は何ですか?」
以前膝を壊す前は「マラソン」と答える事が出来たと思います。
しかし今走れないこの脚ではそうとは答える事は出来ませんね…。
「ならば…!」
息子が産まれ成長記録を収めようと購入したデジタル一眼が、今や趣味と言えるかも知れません。
今やそんな私を知る仲間が声を掛けて下さり、バーテンダー協会の中で広報という任を手伝わせて頂いております。
何度か大会の手伝いをさせて頂く中で、成長記録用として使用して来たカメラではスペックが足りなくなり、未熟な腕前では対応出来ない事を感じ始めました。
「大人の趣味」
40代も半ばを過ぎ、趣味という世界の道具は「趣味の領域」を超える物を求め出します。
先日の後輩バーテンダーの結婚式の撮影に間に合わせ、撮影でプロカメラマンも使用しているスペックを購入し撮影させて頂きました。
「無い腕は道具で補う」
今までの描写とは遥かに違うスペックに驚き道具の大切さを感じました。
購入時にカメラ売り場で店員さんに、「このスペックで撮れば大丈夫ですよ!」
「もし不出来な作品になったら?」と聞き返すと…。
「あとは腕前です。」と即答で答えられました。
「大人の趣味」はお金が掛かります。
そして趣味の領域を超え、道具はプロの世界に入り込みました。