私の子供の頃から大晦日になると親から言われたことは
「爪を切っておきなさい」と必ず言われてきました。
*お正月の三箇日は爪は切ってはいけない。
*ご飯に味噌汁を掛けて食べてはいけない。
子供の頃の記憶です。
そして息子にも同じように私は言っています。
そして元旦を迎えますと
新しい歯ブラシと
新しい肌着、そして
新しい箸が用意されました。
気持ちよく新年を迎えた子供の頃の記憶です。
日本人に生まれた私達にとって『箸』は無くてはならない物であります。
子供に箸を上手に使えるように促し、「迷い箸」は行儀が悪いと叱られたものです。
ここ地元には
『江戸木箸・大黒屋』さんがご近所にあります。
江戸木箸の製造卸元であります大黒屋さんは、銀座・表参道などの有名な箸屋さんにも品物が並び江戸木箸ではとても有名なブランドであります。
昨日、年末に入籍なさったお客様に皆でプレゼントさせて頂こうと夫婦箸を買いに伺わせて頂きました。
大人のプレゼントです。
「どうぞお手にとってご覧下さい。」
「最高級品は何処ですか…?」
「お祝いでプレゼントしたいのですが…!」
皆さんから委ねて頂き、店内で一番高級品を手に取り見当します。
お揃いの夫婦箸の品は無かったのですが、
『幻の銘木 青黒檀』の江戸木箸を選びました。
繊細なタッチが箸先から伝わる
「利休箸 七角」を奥様に『㐂(喜び)』と称して。
旦那様には「末広がりの八角」を選び『末永くお幸せに…!』と願いを込めて決めさせて頂きました。
最近は箸にも
「用途別」という志向がありまして。
「納豆箸」「うどん箸」を合わせて対でプレゼント致しました。
「自分では購入出来ない品」
そうした箸をお二人のお祝いに皆でプレゼントさせて頂きました。
『マイスターの箸』
手にとってみると違いが伝わって参ります。
そして子供の頃に私は箸先を噛む癖を叱られた記憶を思い出し、この箸を噛むには覚悟が必要だと思いました…(笑)
末永くお幸せに。