昨日のバケツをひっくりがえした雨空は何とか泣き止み、曇り空の本日は向島の見番で開催されました
第六回常磐津『齋の会』にお邪魔させて頂きました。
向島でBARを営みまして邦楽に接する機会が生まれました。
子供の頃に家業の氷屋であった為、花柳界にリヤカーに乗せられ氷の配達に連れられると、お稽古の音色が耳に届き花柳界の印象はお三味線と唄声と下駄の音でした。
常磐津とは浄瑠璃音楽の一種であり、江戸歌舞伎と共に発展してきました劇付随音楽としてなくてはならない音曲であります。語りと唄の均整がとれ「落し」と呼ばれる旋律が特徴だそうです。
お誘い頂き久し振りに上がらせて頂きました見番には、多くの方々が
齋蔵先生の会にお集まりになっていらっしゃいました。
日頃お世話になっておりますお客様や女将さん、芸者衆の姉さん方の姿も多く、
私は米つきバッタになっておりました。
邦楽は心安らぐ音色です。
いつかは私もお稽古を始めて
「日本人の心」を学んでみたい印象を感じました。