昨日は思いがけないところで貴重な経験が出来ました。
神社の社務所にて虫干しを終え、用意された弁当を食べながら来年の祭礼行事の話し合いをしておりますと…、宮司が装束を整え境内に向かいました。
すると笛や太鼓という音色が響き出しました。
『鬼剣舞(おにけんばい)』
岩手県北上市の周辺に伝わる「鬼剣舞」は正式には「念仏剣舞」の一つですが、鬼のような面をつけ勇壮に踊るところから「鬼剣舞」と呼ばれ、親しまれています。
大宝年間(701~704年)に修験の祖・役の行者小角が念仏を広めるために、念仏を唱えながら踊ったのが始まりという説や、大同年間(806~810年)に羽黒山の法印・善行院荒沢鬼渡大明神で悪霊退散・衆生済度の念仏踊りとして伝えられたのが始まりともいわれています。
(二子流東京鬼剣舞HPより)
鬼の面で顔を覆い扇や剣を振りかざし踊る舞ゆえに鬼剣舞と呼ばれるそうですが、面には角がないのは鬼ではなく仏であることだそうです。
先ほどまで境内に広げた神輿倉の虫干しのお陰で、貴重な鬼剣舞を拝見出来ることが出来ました。
もっとPRすれば多くの方々がお集まりになれたのに残念な人出でありました。