約2万人が出走する
第5回湘南国際マラソンに出走して参りました。
午前4時半、まだお客様のお残りになるBeeをスタッフに任せて、共に出走する前スタッフの直塚をピックアップするためにお客様の運転で出発致しました。
鎌倉の彼の家から出発すると朝日が昇り始めます。
今回のフルマラソンのコースを道路規制前にひた走り、出発地点の大磯に向かいます。
会場に到着しますと、既に多くのランナーが集結して参ります。
時間と共に増え続ける人・人・人は、皆一同に此のゴール目指してひた走ります。
スタート集合地点に整列すると出走するランナーの数に圧倒されます。
A~Gのグループに分かれ、スタート地点に向けて移動を始めます。
全くスタートの号砲も聞こえないまま、約30分近くスタートまで待機しながら徐々に進むのを待ちます。
「いざスタート…!」
果てしない未だ経験し得ない42.195㎞の旅の始まりです。
直塚とそれぞれのペースで完走目指して走るため、スタート早々で各自のペースにて別れます。
沿道からの「頑張って戻って来いよぉ~!」の声援を受け、
前半は気持ちよく6:40(分/㎞)のペースで軽快に走り始めます。
折り返しの江ノ島には多くの応援の方々が声援をおくって下さいます。
ここまで応援に駆け付けてくれた息子の姿を探しながら沿道よりに走ります。
「お父さん、頑張ってぇ~!」
共に沿道を伴走する息子の姿を見付けました…(ジ~ン)
折り返しを終え、対岸の車線に目をやりながら走ると直塚の姿を見付けます。
「直塚頑張れ~!」
なかなか練習出来ずに本番を迎えて二人ですが、何とか完走を目指し走ります。
そして、その後方には
恐怖の回収バスがゆっくりと忍び寄ります。
約23キロ地点に差し掛かる頃、突然とペースが下がり始めます。
未だ経験すらしていない距離に差し掛かると『不安』という影が忍び寄り始めます。
自分では頑張って走っているつもりなのですが…、時計のラップは残酷に示します。
「うぁ~、きついなぁ…?」と脳裏にはリタイヤという言葉が浮かび始め出します。
給水所に差し掛かると、バナナや菓子パン・チョコレートなどが並び始めます。
エネルギーの欠乏を全身で感じつつ、摂取する水分も多くなり「食べなきゃ…?」とばかりに手を出すと、横っ腹が痛み始めます。
「何とか歩きたくない…!」
そんな思いで脚を無理矢理に前に出し進みます。
最後の足切り関門の直前では「起こり時間8分ですよ…!」と声を掛けられます。
ゴールに向かう最後の折り返し地点までは、顎が上がりながらですが足を前に出します。
沿道で屈伸する姿や、歩きながらもゴールを目指す姿が多く見られるようになり出します。
最後の力を振り絞り、沿道の
「お帰り…!」の声援を受けながら
5時間25分でゴールをすることが出来ました。
途中までは5時間切りのペースで走れたのですが
、『フルという42.195㎞』は甘くはありません。練習不足を親身に感じさせられました。最後には本当に精神力が必要なことを実感出来る今回の初フルマラソンでした。
今回、こうして完走出来たのも会場まで送迎して下さしましたお客様や、わざわざ応援にお越し頂いたお客様、また前日まで声援を寄せて頂く為にご来店下さったお客様、そして膝の故障をケアなさって下さった先生のご指導有っての事と御礼申し上げます。
目標の
『初フルマラソン完走』を実現出来ました。