40代に差し掛かり半ば人生の半分は経過した私には、最近つくづく『知る』という事に興味を持ちます。
知らずして過ぎ去る人生よりも、もっと豊かな時間を過ごすことが出来るような気がしてなりません。
昨日の定休日は、もう十数年来お世話になっております浅草の旦那衆であります『浅草文扇堂 荒井修氏』のお話の会にお邪魔して参りました。
以前から中目黒で開催されておりました『暦作成委員会』が、今回より浅草寺二天門の傍に出来ましたAMUSE MUSEUMで行われることになりました。
今回も以前からと同様に、江戸文字・寄席文字書家であります橘右之吉氏と、いとうせいこう氏の三人のトークショウであります。
「季節のことがら~夏~」をテーマに繰り広げられ、時には脱線しながらこと掘り下げて進行されます。
毎回、お茶とお菓子が用意されますが、今回から浅草の名菓を食べながらお話を伺うことになりました。
『江戸のオツ』をテーマに、江戸文化の庶民の生活風習や食文化に話題が繰り広げられます。今回は『直し・柳かげ』も紹介され、江戸のお酒の文化まで紹介されながら復元されたお酒を楽しみながら盛り上がりました。
会が終わりますと夕暮れが近づき、少々暑さが和らぎました。
二時間の話尽きない会でありますが、何故か終わるとお腹が減ります。
『さて今宵は何処で江戸前を…。』と浴衣姿の私達は浅草のお店に姿を移しました。
『無知の恥』そんな言葉に思いを寄せながら…。