下町の風情が香る『すみだ』には、産まれ住む私達には日常であり目新しくなく、つい当たり前の為に見過ごしている風景があります。
横丁の路地や、古びた商店街、今も変わらず佇む○○荘というアパートなど…。
私の子供頃から変わらぬ風景であり、ごく当たり前の景色なのですが、そのひとつひとつが昭和の匂いのする『観光資源』とも云われ、新たに住みつかれた方々や訪れる方々には『街の財産』というふうにお話いただけます。
只今上映中の『のんちゃんののり弁』のロケ地は、京島にあります『キラキラ橘商店街』で行われました。
最近は映画のロケ地を訪ねる「ロケ地ツアー」の旅行パッケージも人気があり、韓国や山形などに出掛ける方々も多くいらっしゃるそうです。
映画やドラマの撮影地に自ら立ち、この地で撮影されたと実感なさるのがトレンドになっているそうです。
そう云えば、昔トレンディードラマなどで撮影された場所を探して訪ねたこともあり、時代が変わっても影響力は大きいものだそうです。
その意味ではロケ地に選ばれるということは、大切な『町おこし』のキッカケになり、多くの方々が訪ねていただける絶好な財産になります。
地元でも環境保護や景観保護を謳いだし、『環境資源』として地域の財産になりえます。
これまで『光タワー』や『スカイツリー定点観測』などのプランニングをなさり、『すみだ』の発展の為に努力為さっていらっしゃるT氏が、この『のんちゃんののり弁』をキッカケに商店街を活性化させるプロジェクトを発案なさいました。
映画の中での『のり弁』を作り、ロケ地訪問の際に召し上がって頂こうという企画をたて、供給会社に働き掛けて実現なさいました。
期間限定品ということもあり、本日はキラキラ橘商店街に『のり弁』を買いに行き、近所の稲荷の境内でランチして来ました。
容器こそ違いますが、内容は映画その物であり鯖の味噌煮をはじめ、信田巻きなどが入ります。のり弁も重ね合わせた三層の味の違う御飯の映画のスタイルを、枝豆・ゆかり・ひじき・鮭・油揚げなどの全部を混ぜたものに海苔を散らすスタイルでコストダウンに取り組み『500円』で販売なさっています。
今月30日までの限定販売になっているそうです、
みなさん、ノスタルジックな下町・商店街を訪ねて、映画のリメイクされた『のり弁』を召し上がり、歩いてみるのは如何でしょうか…?その後で映画館に脚を運んでも楽しいかと思います。
「味彩たかはし」