Bee夏休み初日の昨日は、東武鉄道に揺られ『東武動物公園』に出掛けました。
まだ昨日の陽気ではプールは混雑していると思いながら出掛けましたが、意外と空いていて子供の楽しみでもあるウォータースライダーも待ち時間も無く、天気にも恵まれて楽しいプール遊びに付き合うことが出来ました。
しかし『東武どうぶつ公園』に訪れた目的は本来プールでの水遊びではなく、私の苦手な絶叫コースターに挑戦することが目的でした…(涙)
ここ東武動物公園には、『レジーナ』『カワセミ』という二大絶叫コースターが存在します。
『レジーナ』は世界初の水上木造コースターであり、その長さは1334Mあり、高さ36,7M 角度50度 時速90,2Km/時もでるコースターで、東京ドーム2個分の面積があります。
私は大人になって夕暮れに乗った八景島の海上コースターで苦手となり、それ以来ジェットコースターが嫌いになっていました。
しかし、BARという店には、さまざまな業界のスペシャリティーが御来店なさります。
そのお客様のお一人に此方の二大コースターを造られたエンジニアのお客様がいらっしゃいます。
息子にその話をしたところ、純粋に目を輝かせ『お父さん乗ってみたい…!』『でも、お父さんは苦手でしょ…!』とニヤリと目を細めました。
そして夏休み初日の昨日は、この二大コースターに挑戦する勇気ある父親に変身する為にやって来ました。
楽しく遊んだプールの後に、巨大な二つの絶叫マシーンが立ちはだかりました。
『どっちから乗る…?』と息子に尋ねると、『お父さん、怖かったら止めても良いからね?』となだめられました。
しかし、お客様の造られた『レジーナ』に挑戦しないわけにはいきません。
『荷物は全部預けて下さい。メガネを外し、ポケットの中身を全て預けて下さい。』と係員に云われ預けました。
安全ベルトを締め、安全バーを倒し、ボンヤリとしか見えない中で発進しました…!
お客様のS氏には『目を開けた方が怖くはないですよ…!』と教えていただきました。そうして恐怖心に包まれながら傾斜をのぼり始めました。
ほぼ直角に落ちる印象と全長の長さのおかげで、コースターを降りた際はフラフラでした。
『とにかく長い。』『もう乗らない…!』
心にはそう誓いながら、汗ばんだ手の汗をぬぐい、放心状態で息子に次の『カワセミ』まで手を引かれました。
この『カワセミ』というコースターは、川辺にてカワセミが垂直に急降下して獲物を射止める角度とスピードを持ち合わせ、急降下に捻りを加えたスピードコースターです。
並んで待つ中で臨んだ、そのレールのライトイエローとライムグリーンの軌道の美しさには感動しました。
『美しい…!』
恐怖心の中で言葉がもれました。
しかしスタートするや否や、音もたてずにスッーと登りつめ悲劇は始まりました。
急降下に加え捻りながら、まるでムーンサルトはこのように感じえるかを実感させる為のマシーンの様に感じました。
横に座っている息子の口から『ヤダァ~、嫌だぁ~!』と叫び続けた1分間でした。
勿論、私も言葉にならない叫び声を始終もらしながら再び放心状態に陥りました。
『Sさん、あなた様は天才です。』
二つの課題を無事に乗り越え、聳え立つ絶叫マシーンの造形を顧みて、改めて『カワセミ』の美しさには素晴らしいと感銘致しました。
『しかし克服はしてません。』