今日は営業が終わりゴールデン・ウィーク突入前の築地の仕入れです。
連休中は平常営業の当店には、連休前の仕入れは必要不可欠です。しかし場内は連休の前半に差し掛かる直前なのですが…、いつも以上に静かな雰囲気です。
五月に入ると連休の中で『八十八夜』を迎えます。
いよいよ農家の方々も本格的な田植えシーズンが始まり、茶畑では一番茶の茶摘みが始まります。
もう以前から築地には『鰹』も並び取引が始まっていましたが…、遠い江戸時代の頃には、この時期になって江戸の庶民が待ちにまった『初鰹』が相模湾まで北上して味わうことが出来たそうです。
『目に青葉、山ほととぎす、初鰹』
当時の風景が思い起こせます…。当時の江戸の頃には現代の『たたき』や『霜かわづくり』などの食べ方ではなく、薬味を使った食べ方などはしなかったそうです。大概の方は溶き辛子を一番として召し上がったそうです。
『初かつお、辛子なくては、涙かな』
さて、本日のまかないは『鰹』かな…?
腹ペコのスタッフ一同は、築地に到着するやいなや足早に無言のまま『豊ちゃん』目指し歩き始めました。
やはりいつもの築地での「まかない」でした。