言葉にしないと伝わらない気持ちと、言葉にしても伝わらない事があります。
家族や友人、スタッフなど身内の中でも難しいものであります。
昨夜営業の中で、私の兄貴分のシェフが来店くださり久しぶりに熱い話をしました。
幸せな事に私はこの兄貴のお陰で今の自分があるのだと思います。兄貴はいつも私に真剣に本気でぶつかって下さいます。
何度となく兄貴の助言や経験談をもとに、迷宮に入り込んだ問題から解放されたことでしょう。
その兄貴もさまざまな問題に立ち向かい、今取り組んでいます。
サービス業である互いの立場の中で、経験し合いながらでないと実感しあえず、その言葉の重みに対して感じられないのかもしれません。
『賢者は歴史から学び、愚か者は経験から学ぶ』という皇帝ビスマルクの言葉があります。
自分の僅かな経験から判断し、思い込みだけに囚われがちで判断し失敗に陥る事が多々あります。
さまざまの方々の意見もそれぞれの経験からなるものですが、自分以外の方々の経験こそ…、歴史の一つであり尊い経験であると思います。
思い込みの中での判断や決断の愚かさが後悔につながることでしょう。
広い視野をもち、さまざまな方の意見に耳を傾けて考え導かれた決断こそが、歴史から学ぶということなのかも知れません。
『兄貴、いつも私に対して真剣に意見をぶつけて下さってありがとうございます。』